いわきFCができることを 安田秀一ドーム会長・CEOに聞く
東日本大震災から丸9年となった11日、サッカーいわきFCの追悼行事に出席したいわきスポーツクラブの親会社ドームの安田秀一会長・CEO(最高経営責任者)は、福島民友新聞社の取材に対し、「新型コロナウイルスの影響で試合ができない状況だからこそ、(いわきFCは)自分たちで考えて前に進めるチームにしたい」と語った。
―スポーツ界にも影響が出ている。
「スポーツビジネスは集客が命であって、今は人を集めて試合をすべきではない。どうやってこの難局を乗り越えるか考える時期。震災でいわきFCをつくったのと同じで、乗り越え方はいろいろある」
―いわきFCができることは。
「震災は局所的、新型コロナは世界的な苦しみということ。いわきFCは苦しんでいる人をスポーツの力で元気にするためにつくったクラブ。こういう時こそ、地域をどう元気づけられるか一人一人が考えていかないとならない」
―本格始動5年目を迎えたいわきFCがやるべきことは。
「経済を回すこと。東北一の都市を目指すという大きな目標を掲げているが、強い弱いではなく、人を楽しませることができるかどうか。練習を見に来るだけでも楽しい、と思ってもらえるようなチームづくりが必要だ」
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