いわきFC連係強化「試合いつでも」 JFL中止、選手の交流増
新型コロナウイルスの感染拡大で県内スポーツの中止が相次ぎ、サッカーや野球など、今季のリーグ戦開幕に備えてきた県内チームにも活動中止などの影響が広がる。一方で各チームは感染症の終息を見据えた準備を進めており、会員制交流サイト(SNS)を通じた情報発信なども強化する。
今季から日本フットボールリーグ(JFL)に挑むいわきFC。Jリーグ昇格が懸かる初のリーグ戦開幕は7月に延期となり、天皇杯JFA第100回全日本選手権県代表決定戦も出場チーム縮小の方針を受け、J3福島ユナイテッドFCとの試合は行われない見通しとなった。
JFLは当初3月15日開幕を予定していたが、前半15節が中止になった。感染症拡大が続き、先行きが見えない中でも選手は感染症対策をとりながら、いわき市のいわきFCフィールドで練習に励む。チームは練習前の検温や不要不急の外出自粛を徹底。チームの運営会社いわきスポーツクラブも施設内の消毒を徹底しており、スタッフもテレワーク導入で外出する機会を減らした。
試合ができない影響は大きいが、その分、選手同士のコミュニケーションの時間が増え、連係が強まるなどの効果も生まれているという。平沢俊輔主将(26)は「気持ちを割り切って、いつでも試合できるよう準備を重ねている。再開したら元気な姿で地域を活気づけたい」と話す。
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