「一緒に乗り越えよう」 いわきFC、オンラインでサポーター交流

 
新型コロナの感染予防でインターネット配信で行われたカンファレンス

 サッカーのいわきFCを運営するいわきスポーツクラブは2日、オンラインでサポーターと交流するクラブカンファレンスを開いた。

 大倉智社長は、新型コロナウイルス感染拡大で活動が制限されている現状について「一緒に心と体をケアしながら難局を乗り越えていこう」と呼び掛けた。

 感染症予防のため動画配信サイト「ユーチューブ」のチーム公式チャンネルで配信した。グループに分けて筋力強化を中心としたトレーニングを行っているチームの現状や、30試合を予定していた日本フットボールリーグ(JFL)が15試合での開催予定になったことなどを報告した。

 大倉社長は「ホーム戦で平均2千人入場を計画していたため、試合数が半分に減って経営は厳しくなっている。平均4千人入れなければ成り立たない計算になる」と影響を挙げ、「ホームタウンも拡大した。地域の人と一緒に試合をつくり上げていきたい」とリーグ再開後の来場を求めた。

 平沢俊輔主将は「感染予防策を取って練習しているのでストレスなく生活できている。皆さんとスタジアムで再会できるよう、今は与えられた場所で頑張っていきたい」と話し、田村雄三監督も「いいパフォーマンスができるよう準備する」と約束した。