日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）は２４日、７月～９月に実施する計１９試合を無観客にすると発表した。新型コロナウイルス感染症対策を取り、観客の安全を確保するため決めた。ＪＦＬは７月１８日に開幕する。

　感染症の影響で開幕が遅れたことで第１～１５節は中止となっている。開幕戦となる第１６節と第１７節の計１６試合のほか、一部のホーム開幕戦の３試合を無観客とする。ＪＦＬはこのほかの試合について「第１８節以降は各チームの判断で無観客試合を実施する場合がある」としている。

　今季から参戦するいわきＦＣの試合は、７月１８日にＪヴィレッジ（楢葉町、広野町）で行われる第１６節の奈良クラブ戦、８月２３日に昭和電工サッカー・ラグビー場（大分市）で行われる第１７節のヴェルスパ大分戦の２試合が無観客となる。いわきＦＣは奈良戦を生配信する予定で、配信方法などは今後決める。また、シーズンチケット購入者には無観客となった対象試合分を返金する。

　いわきスポーツクラブの大倉智社長は「新しい生活様式に変化する中、どんな形でもファンやサポーターが試合を楽しめる環境を提供したい。リモートでの熱い声援をお願いしたい」とのコメントを出した。