村井チェアマン「いわき、盛り上がり感じた」 J3参入聞き取り

 

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の村井満チェアマンは16日、J3昇格を目指すいわきFCが拠点としているいわき市を訪れ、同FCなどを対象に、参入に向けたヒアリング調査を行った。村井チェアマンは「(いわきは)行政や商工会議所との連携がある。地域の盛り上がりを感じた」と印象を語った。

 清水敏男市長や菅野貴夫県サッカー協会長、同FCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長から聞き取りを行った。行政との連携やスタジアムなどの整備状況、集客拡大の見通しなどを確認した。

 同市のいわきFCパークなども視察。村井チェアマンは調査後、福島民友新聞社などの取材に「地域貢献する姿を見せて住民から理解を得ることが重要。より多くの人に愛されるチームになることを期待する」と話した。

 同FCはすでにJ3参入に必要なクラブライセンスを取得。リーグ戦順位の昇格要件を満たし、11月の理事会で最終承認されれば昇格できる。大倉社長は「ホーム戦ではコロナ禍でも千人を超す入場者があり、手応えを感じている。より一層地域の熱量を高めていきたい」と意気込みを語った。