いわきFC惜敗、攻勢実らず ソニー仙台に1-2、JFL

 
【いわき―仙台】前半ロスタイム、ヘディングシュートを放ついわきのFW鈴木(9)=いわきグリーンフィールド

 (18日・いわきグリーンフィールドほか=6試合) いわきFCは、いわき市のいわきグリーンフィールドでソニー仙台FCに1―2で敗れた。通算は4勝1分け4敗の7位。いわきは次戦の25日、東京都武蔵野市の市立武蔵野陸上競技場で、東京武蔵野シティFCと対戦する。午後1時開始予定。

 終始攻め続けたが、ゴールは遠かった。いわきはシュート18本で1点止まり。仙台の3倍ものシュート数だった。ゲームキャプテンのFW鈴木翔大は「攻撃内容は良かったが、前線が得点できなかった」と決定力不足を悔やんだ。

 無得点で敗れた前節を受け「積極的にシュートを放とう」と臨んだ。中央に人数を割いてゴール前を固める仙台に対して、両サイドからFW陣にパスを集め、得点を狙った。

 右のMF金大生と左のMF日高大からパスを供給。ミドルシュートを何本も放ったが、シュートが枠を外れたり、相手GKの好セーブに阻まれた。鈴木は前半終了間際、ヘディングシュートを外し、声を出してもどかしさを表した。

 いわきは2018年の天皇杯で仙台に敗れており、昨年まで仙台に所属した鈴木を含めた全員が「絶対に負けられない」と意気込んで臨んだ試合だったが、痛い黒星となった。

 リーグ戦は残り6試合。目標のJ3昇格には厳しい戦いが続く。鈴木は「泥くさい姿勢を貫けたのは収穫。良い部分は維持して得点を狙う」と次戦を見据えた。