「21年こそ絶対に昇格」 いわきFC、シーズン終了報告

 
J3昇格に向けて来季の活躍を誓う(右から)大倉社長、坂田選手、鈴木選手、田村監督

 サッカーJFLのいわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長は9日、オフィシャルパートナーの福島民友新聞社にシーズン終了を報告し、今季の総括やJ3昇格を目指す来季の意気込みを語った。

 JFLに今季参入したいわきは6勝3分け6敗の7位で昇格を逃した。大倉社長は「相手がいわきに合わせて戦術、戦略を変えてきた。そこを力でねじ伏せられなかった」と振り返った。その上で「反省をしっかりして、来年こそは絶対に昇格を決めたい」と強調した。

 いわきの田村雄三監督はセットプレーからの失点などを課題に挙げ、「今季は24失点したが、これを抑えられれば違う結果だったかもしれない。セットプレーになるまでのプレーも分析している」と語った。

 今年は新型コロナウイルスの影響で開幕が約4カ月遅れ、試合数が通常より半減の15試合だった。FW鈴木翔大選手は「開幕前は不安もあったが、クラブのサポートのおかげで準備はしっかりできた」と話した。GK坂田大樹選手は「今年は昇格できなかったが、得るものは多かった。来年に生かしたい」と誓った。

 菊池佳規セールスチームマネジャーが同席した。