「いわきFC」交流イベント!引退選手らとサポーターがプレー

 
サポーターとフットサルで交流する平沢選手(左)=いわき市・いわきFCフィールド

 サッカーのいわきFCは12日、いわき市のいわきFCフィールドでファンクラブ「LOVE IWAKI」会員対象の交流イベントを開いた。今季限りで現役引退する選手会長のMF平沢俊輔選手(26)=JFAアカデミー福島出身=ら引退・退団選手も参加し、サポーターに日ごろの応援への感謝を伝えた。

 選手とプレーできるフットサル大会や選手のサイン会、写真撮影などを行った。平沢選手のほか、退団するFW片山紳(27)とMF前田尚輝(24)の両選手も参加し、「これからも頑張って」と声を掛けられて各選手が涙ぐむ場面もあった。

 2017(平成29)年シーズンから4年間在籍した平沢選手は、来季からフロントスタッフとしてチームを支える。「年を重ねるごとに応援の輪が広がり、地域の盛り上がる様子がうれしかった。今後も『復興から成長』を掲げるチームの力になりたい」と意気込んだ。

 いわきが本格始動した16年シーズンから所属した片山選手は「サポーターがいなかったら、ここまで続けられなかった」と感謝。現役続行を希望しており、新天地での活躍を誓った。

 この日はサポーター約120人が来場した。同市の会社員、男性(51)は「別れはつらいが、新たな場所で活躍してほしい」とエールを送った。

 チームは同日夜に解団式を行い、シーズンを終えた。22日まで練習を続ける。