【コラム】WALK TO THE DREAM-63 6年目スタート

 

◆いわきスポーツクラブ・大倉智社長

◆原点立ち返り挑戦貫く

 いわきFC6年目のシーズンが始まった。蓄積してきたスポーツを通じた人づくり、まちづくりの取り組みをいわき市と双葉郡、さらには福島県に浸透させていきたい。

 子どもの運動能力向上を支援する教室「ISAA」や選手が受けている先端医療など、これまで取り組んできたノウハウを地域住民の健康のために開放して、地域を巻き込んでいけるような会社を目指していく。

 昨年はJ3昇格がかなわなかったが、平均1300人の方に来場いただき熱狂空間が垣間見えた。「Jリーグ入り」は、あくまで結果だが、その結果のためにはもっと努力が必要だと感じたし、昇格に向かうひたむきな姿勢が、人づくり、まちづくりに欠かせない要素だと実感させられた。一層努力するので、変わらない応援をお願いしたい。

 全選手とプロ契約を結んで2年目のシーズンになる。プロスポーツは興行であり、発信力だと考える。入場料収入で運営費の一部を賄っており、選手はプレーで感動させるというプロの自覚を持って戦っている。

 プロとしての集客力、情報発信力は手前みそながら県内一と言える。単純比較はできないが、昨年の平均来場者数はJFLでは群を抜き、J3と比べても平均並みだった。ソーシャルメディアでの発信力はJ3をはるかにしのぐ。

 インスタグラムのフォロワー数1万3千人は、JFL、J3の平均と比較しても倍近い。改めて応援してくださる全ての皆さんに感謝し、期待値としてしっかり応えていくつもりだ。

 震災後間もなく支援物資を積んで行き着いた地がいわき市だった。違う都市だったらいわきFCは生まれなかった。原点に立ち返り、いわきFCを立ち上げた時の想いをいま一度みんなで共有し、挑戦を貫きたい。