いわきFC、届いた赤い闘志 民友マッチ、紙面広げイレブン鼓舞

いわき市のいわきグリーンフィールドで14日に行われた、サッカーいわきFCのJFL開幕戦。いわきは、昨季ホーム戦の最多記録を上回る1831人の来場者を前に勝利を飾り幸先の良いスタートを切った。詰め掛けた観客は「今季こそJ3に昇格してほしい」と2年目の挑戦に期待を高めた。
J3昇格を目指すいわきの新シーズン開幕を一目見ようと、スタンドは最上段まで観客で埋まった。いわき市の会社員佐藤峻さん(24)は「地元に応援できるチームがあることがうれしい。今季は無敗で勝ち進む気持ちで戦ってほしい」と、思いを語った。
試合はオフィシャルパートナーの福島民友新聞社が「新たな挑戦 福島民友プレゼンツマッチ」に位置付けており、来場者が当日の紙面に折り込まれたチームカラー「キングレッド」の特別ページを一斉に広げ、イレブンを迎えた。赤色に染まったスタンドを見た選手は、前半から躍動し、ヴィアティン三重から先取点を獲得。追い付かれるも、慌てることなく追加点を決める見せ場のある展開となった。
新型コロナウイルス感染防止のため声出し応援が禁止されていたが、好プレーには思わず歓声が漏れた。同市でサッカーを教えているNPO法人職員の岸本大輝さん(21)は、教え子の子どもたちと一緒に観戦。「良いプレーが出るたびに子どもが『すごい』と興奮していた。いわきFCが活躍することで、子どもも感化されると思う」と語った。
同じ「Jリーグ百年構想クラブ」でJ参入を争う三重からの勝利に、サポーターは歓喜した。友人の誘いで初めて観戦した同市の会社員菅野なつみさん(22)は「手に汗握る展開で見に来て良かった。また応援に行きたい」と笑顔を見せた。
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