【選手の横顔〈2〉】DF・江川慶城 "元気印"チームけん引

 
持ち前の元気でチームを引っ張る江川

 練習や試合で、声量を人一倍張り上げてチームを盛り上げる名前通りの"元気印"だ。J3福島ユナイテッドFCに敗れた2月の福島ダービーでも「ここチャンスだ」と最後まで仲間を鼓舞した。「下を向きそうな時こそ声を出し、仲間を引っ張りたい」と誓う。

 慶城と書いて「よしき」と読む案もあったが、「元気に育ってほしい」との願いを込めて「げんき」と名付けられた。幼稚園児ごろからJリーグ京都の大ファンで、ゴール裏で大人のサポーターに交じり声をからして応援するうちに、大声を出すこつを身に付けた。

 休日にはいわき市の海沿いなどを散策して、風景写真の撮影を楽しむ。明かりがつきだした夕暮れの塩屋埼灯台が特に気に入っている。「海が近くにあるのが好き。海鮮などおいしいものも多い」と、加入1年目で早くもいわきの生活を満喫している。

 えがわ・げんき 滋賀県出身。21歳。ブラジルリーグを経て、今季J2京都から移籍した。

※隔週掲載