今季こそ「Jリーグ昇格」 いわきFC、知事に決意

内堀知事を表敬した(右から)大倉、田中、田村(右から4人目)、岩清水(左)の4氏
サッカーJFLのいわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長らは4月30日、県庁を訪れ、内堀雅雄知事にJリーグ昇格を目指す今季の活躍を誓った。
大倉社長、岩清水銀士朗経営企画室長、いわきFCの田村雄三監督、DF田中龍志郎が出席した。JFL2季目を戦ういわきは、開幕から3勝2分けの4位。大倉社長は「昨年は昇格できず悔しい思いをした。今季はもう一度原点に立ち返っている」と語り、選手たちが厳しい練習メニューで筋力強化や走り込みに取り組んでいることを伝えた。
9日は天皇杯県代表決定戦の決勝も控えており、対戦するJ3の福島ユナイテッドFCについて、田村監督は「2月のメモリアルマッチでは負けた。勝つことがまず大事でしっかり盛り上げたい」と語った。2月に右アキレス腱(けん)断裂のけがをしたDF田中は順調に回復する姿を見せ、「術後はつらかったが、今はジョギングができるようになった。リハビリを重ねて3カ月後にチームに合流できれば」と前向きに話した。
内堀知事は「昨年はコロナ禍で開幕が延期し、無観客試合もあり厳しい1年だったはず。原点回帰となる今季の大活躍を期待したい」と激励した。