いわきFCが武蔵野に競り勝ち 9戦無敗、途中出場のバイロン決勝弾

 
【いわき―武蔵野】後半27分、決勝点を決めたMFバイロン=味の素フィールド西が丘(いわきFC提供)

 (26日・味の素フィールド西が丘ほか=2試合) いわきFCはアウェーの味の素フィールド西が丘(東京都)で東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦し、2―1で勝利した。通算成績は7勝2分けの首位で、9戦無敗を継続している。いわきは次戦の30日、ホームのいわきグリーンフィールド(いわき市)でMIOびわこ滋賀と対戦する。午後1時開始予定。

 「セカンドボールへの反応が良かったから得点できた」。後半27分、右CKからの好機を得点につなげたMFバスケス・バイロンが今季初得点でチームの4連勝に貢献した。「今は調子が良くて、サッカーがすごく楽しめている」と笑顔が弾んだ。

 いわきは先制後、自陣で守備を固めた武蔵野をなかなか崩せず、攻めが単調になっていった。前半41分には、逆にカウンターから失点し、同点に追いつかれた。そこで後半から交代で入ったのがバイロン。サイド攻撃などの変化を期待されての投入だった。

 「サイドからどんどん仕掛けて、シュートを放っていこうと考えていた」。得点以外でもサイドを意識したプレーで躍動し、連係のパスやスペースをつくる動きも光った。田村雄三監督も「攻撃に幅をつくり、相手の脅威になった」と評価した。

 最近は攻撃の切り札として途中起用も多い。バイロンは「今日に満足すること無く、結果を出していきたい」と意気込んだ。加入3年目のドリブラーが調子を上げてきた。