いわきFC圧倒、4発快勝 古川が先制弾で勢い

 
【いわき―ホンダロック】前半34分、先制ゴールを決めるいわきのFW古川=Jヴィレッジスタジアム

 (25日・Jヴィレッジスタジアムほか=7試合) サッカーJFLのいわきFCは、ホームのJヴィレッジスタジアム(広野町)でホンダロックSCと対戦し4―0で快勝した。通算成績は11勝5分けで首位を維持し、開幕以来の無敗を継続した。いわきは次戦の8月14日、アウェーの枚方市立陸上競技場(大阪府)でFCティアモ枚方と対戦する。今月18日に雷のため前半途中で中止となった再開試合で、午後2時30分開始予定。

 2ゴールのFW古川大悟は「何とか勝ちたかった試合。自分のゴールが勝ちにつながり良かった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 前半34分、いわきは前線からの連動した守備で高い位置でボールを奪った。素早く攻守を切り替え、パスが走り込んだ古川の足元に。「得意なコース。いつも通りに蹴るだけだった」。利き足の左足でボールをゴール右隅に突き刺した。

 その後も先手先手でボールを奪い、相手陣内からショートカウンターを発動させて圧倒した。終わってみれば、今季最多となる4発の快勝。中断となった枚方戦を含めた最近2試合の低調ぶりを振り払うかのような充実した戦いを見せた。

 チームは無敗を継続したが、田村雄三監督は「無敗を意識しすぎて守りに入らないよう積極的に戦う」と話した。