いわきFC、J3昇格へ集中 3日の武蔵野戦で勝利が条件

 
軽めの調整で汗を流すDF嵯峨(左)とFW古川=いわきFCフィールド

 サッカーJFLで2位につけるいわきFCがJ3昇格に王手を掛けた。Jヴィレッジスタジアム(午後1時試合開始)で3日に行われる東京武蔵野ユナイテッドFC戦に勝てば参入条件を満たす。選手らは「おのずと結果はついてくる」と試合を見据える。

 JFL1年目の昨季は惜しくも昇格を逃したが、今季は開幕から好調が続き首位をひた走ってきた。東京五輪による中断などを経て9~10月の後半戦は、強豪との対戦が続いたこともあって勝ち点を伸ばせず、2位に後退。しかし前節はいわき同様、J3昇格を目指すラインメール青森を相手に6―1と、鬱憤(うっぷん)を晴らすような大勝を見せた。

 昇格へ大事な一戦を控えるいわきは1日、軽めの調整で汗を流した。青森戦で今季10得点目を上げたチーム得点王、FW古川大悟は前節の勝利が「自信になった」と手応えを感じている。チーム状況も上向いており練習でも選手らは、終始リラックスした表情で体を動かした。

 昇格が近づいたことにDF嵯峨理久は「全員がやるべきことに集中して臨めた結果」と話す。武蔵野戦に向けては「積み重ねてきたものに自信を持ち、ぶれずに戦えばおのずと結果はついてくる」と力強かった。