いわきFC、JFL優勝 最終節を残し決定、J3昇格に花添える

 
サポーターの前で田村監督を胴上げし、JFL優勝を喜ぶいわきFCイレブン=AGF鈴鹿陸上競技場

 サッカーJFLのいわきFCは27日、アウェーのAGF鈴鹿陸上競技場(三重県鈴鹿市)で行われたリーグ第33節で、鈴鹿ポイントゲッターズに4―1で快勝した。勝ち点を68に伸ばしたことで、優勝を争ってきた2位ホンダFCに追い付かれることがなくなり、次戦の最終節を残してJFL優勝を決め、来季のJ3参入に弾みをつけた。

 試合は、いわきが前半から持ち味の力強い攻撃と積極的な守備で有利に展開を進めた。試合終了間際にも追加点を奪うなど、最後まで攻勢を緩めず勝利をつかんだ。ゲームキャプテンのMF山下優人は「サポーターがホームのような雰囲気をつくってくれた。勝利で優勝を決めることができて良かった。ホームの最終節も勝利を届け、もっといわきを元気にしたい」と語った。

 いわきはJFL昇格初年の昨季は7位に沈み、昇格を逃し悔しい思いをした。今季は開幕戦から16戦負けなしを記録するなど快進撃を重ね、ほぼ首位をキープしてきた。山下は「昨季はあと一歩というところで甘さが出たが、今季は自力優勝できてチームの成長を感じた」と振り返った。

 チームを率いて5年目の田村雄三監督は、選手から胴上げで祝福され「優勝できたのは選手が自分と向き合って頑張った結果だ」と表情を緩ませた。いわきスポーツクラブの大倉智社長はJ3参入について「来季もより良いチームづくりを進め、覚悟を持って取り組む」と意気込みを語った。

 いわきは、2016(平成28)年に本格始動した。県勢がJFLに加盟したのは福島FC(解散)、福島ユナイテッドFC(J3)に続く3チーム目で、優勝は初の快挙となる。来季J3には、いわきと福島ユナイテッドFCの県勢2チームが参戦する。