いわきFC監督に村主氏 J2松本山雅コーチ、「感動届ける」
来季J3で戦うサッカーいわきFCの監督に、J2松本山雅FCコーチの村主(すぐり)博正氏(45)が就任する。いわきFCを運営するいわきスポーツクラブが9日発表した。村主氏は「(退任する)田村雄三監督の積み上げてきたサッカーを発展させていきたい。勝利という形で感動や勇気、希望を浜通りの皆さんに届けられるよう全力で戦いたい」とコメントした。
村主氏は静岡県袋井市出身。1995年に本田技研工業に入団し、コンサドーレ札幌やヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)など13年間にわたって6クラブでプレーした。2008年からはコーチとして浜松開誠館高(浜松市)やFC岐阜、FC町田ゼルビア、松本山雅FCで指導に携わっている。来年1月からチームを指揮する。
チャレンジ精神持って務めたい
村主氏は、福島民友新聞社の取材に「クラブと共にチャレンジ精神を持って監督を務めたい」と意気込みを語った。
―就任が決まった今の気持ちは。
「責任感が増したとともに、挑戦できる喜びが強い。オファーをもらえて感謝している。初めて監督を務めることになるが、選手の中にもJリーグは初めての人がいる。クラブと共にチャレンジ精神を持って務めたい」
―いわきFCへの印象は。
「相手の守備組織を壊しにいくサッカーをしていて『勝つチームだな』という印象。個人的にも好きなサッカー。また、練習でも全力プレーを求めてきた田村雄三前監督の指導方針にも共感している。トレーニング施設も整っているので『いわきに行けば強くなれる』と思ってもらえるよう取り組んでいきたい」
―来季への意気込みを。
「来季はJ2から4チームが降格してくるが、どこも力がある。(J3全18チームの中で)18番目のチームとして、謙虚に目の前の試合を戦っていきたい」