いわきスポーツクラブ、保険で選手支援 先進医療の選択肢提供

 

 サッカーJ3いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(SC)は24日、選手のコンディション維持へスポーツ傷害をカバーする「セルソースPFC―FD保険」を導入したと発表した。

 同保険は住友生命保険と再生医療関連事業のセルソースなどが今年2月に開発した。関節や筋腱のけがの治療に、自分の血液中の血小板に含まれる成長因子を活用する「PFC―FD療法」を保障するもので、プロサッカークラブではJ1北海道コンサドーレ札幌や横浜F・マリノスが既に導入している。

 同SCは、スポーツチームとして先進的な事例である新しい治療の選択肢を提供することで、選手をよりバックアップするとしている。また同療法が変形性膝関節症の治療にも効果が見込めることから、地域の健康寿命増進を目的にいわきFCファンクラブ会員へのPRなども検討するとしている。