【選手の横顔〈24〉】MF・永井 颯太 得点に絡むプレー磨く

 
ドリブルが武器のMF永井

 ドリブルを武器とする今季加入したMFだ。「常に自分の100%の力を出し、結果につなげていきたい」と貪欲な姿勢を見せる。

 兄の影響で5歳からサッカーを始め「ドリブルで相手を抜くことが好きだった」と思い出す。本県に隣接する栃木県那須町の出身で、小学6年から中学3年まで白河市のクラブチームに所属し、ドリブルの技術を磨いた。

 小学5年の3月に東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が発生。当時は放射線への不安などから「思うように外でサッカーができなかった」と振り返る。

 そんな中でも周囲の支えがあり、サッカーを続けることができたという。

 小中学生時代にプレーした「第二の故郷」でプロ生活を始め「お世話になった人にプレーで恩返ししたい」と力を込める。「得点に絡めるプレーを増やして攻撃のリズムをつくる選手になりたい」と誓う。

 ながい・そうた 22歳。中央学院高、流通経済大卒。洋服店巡りが趣味。マイブームはオンラインゲーム。