いわきFCにJ2ライセンス交付 スタジアム整備、例外適用申請
Jリーグは25日、東京都内で理事会を開き、来季のJ2参加資格となるクラブライセンスをJ3のいわきFCや福島ユナイテッドFCなど9クラブに交付することを決めた。いわきFCは今季リーグ戦で21勝6分け3敗(25日時点)と首位をひた走る。ライセンスの交付決定により、今季を2位以内で終えれば来季のJ2昇格が決まる。上位チームの成績次第だが、早ければ30日にアウェーで行われるテゲバジャーロ宮崎戦での昇格が見えてきた。
いわき、福島の両クラブはホームスタジアムを将来的にJ2基準に整備するとした例外適用申請をした。いわきの申請は初めてで、福島は昨年に続き2回目。
いわきは来季、ホームスタジアムを現在のJヴィレッジスタジアム(広野町)から、J3基準を満たすため観客席の増席といった改修が進められているいわきグリーンフィールド(いわき市)に移す方針だ。
福島はJ3基準を満たしている。昨年はユースチームに選手がおらず、活動実態がないとの指摘を受けて不交付だった。今回は4月から下部組織のU―18(18歳以下)が公式戦に出場するなどユース世代の活動が認められた。
J2ライセンスの交付を受け、いわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長は「J3よりもJ2の方が人の滞留が生まれる。いわき市や双葉郡のことを知ってもらう機会にしたい」と語った。福島ユナイテッドFCを運営するAC福島ユナイテッドの鈴木勇人社長は「ファン、サポーターなどの熱い応援が私たちを成長に導いてくれた。さらなる発展に向けて歩んでいく」と話した。
30日・宮崎戦で昇格の可能性
いわきFCは30日の次節、アウェーのユニリーバスタジアム新富(宮崎県)でテゲバジャーロ宮崎と対戦する。午後1時開始予定。
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