いわきＦＣは１１月３０と今月１の両日、ホームタウンの双葉郡８町村を訪問し、首長らにＪ３優勝と来季のＪ２昇格を報告した。チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長は「双葉郡の方に快く（ホームタウンとしての活動を）受け入れていただいたことに感謝します」と述べ、双葉郡のサポートがチームの快進撃につながったことにお礼を述べた。

　感謝の気持ちを直接伝えようと、今回の訪問はチーム全員で行った。このうち、３０日に行われた広野町への優勝報告では、役場職員や町イメージキャラクター「ひろぼー」らが赤のユニホームを着てチームを迎えた。遠藤智町長は「いわきＦＣの優勝と昇格で復興を歩む力をいただいた。これからも走り続けるサッカーを続けてほしい」とあいさつした。

　大倉社長はチームを代表してマイクを握り「Ｊヴィレッジを使わせていただいたことで昇格をなしえた。地域がサッカーで活気にあふれるよう、私たちも微力ながら貢献したい」と述べ、今後とも地域と共に歩んでいく思いを語った。町への選手サインボールの贈呈なども行われた。