いわきFC、J2躍進誓う「県民の応援が力に」 内堀知事表敬

 
内堀知事にJ3優勝とJ2昇格を報告した大倉社長(右)と宮本選手(右から2人目)、村主監督(左)

 参入初年度でのサッカーJ3優勝とJ2昇格を決めたいわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長と、宮本英治選手、村主(すぐり)博正監督は6日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、県内クラブとして初めてJ2を舞台に戦う来季の躍進を誓った。

 大倉社長は今季について「いわき、双葉郡、県民からパワーをいただいた。スタジアムにたくさんのサポーターがいる光景が一番うれしかった」と振り返り「来季は(J2の)大勢のサポーターがやってくる。試合をきっかけに双葉郡を知ってもらうようにする責任を感じている」と語った。また、就任1年目の村主博正監督は「来季はよりワンプレーに魂を込めていく。『90分間止まらない、倒れない』部分に磨きをかけ、サポーターに感動や勇気が伝わるプレーを追究する」と意気込んだ。

 内堀知事は「本県のサッカーの歴史を変え、新しい扉を開いた」とたたえ、「復興の後押しになっている。来季もチーム一丸で頑張ってほしい」と期待した。

 新体制となるいわきFCは26日からトレーニングを始め、J2開幕に備える。JFAアカデミー福島出身の宮本選手は「来季も攻守でアグレッシブに動き、魂がいぶくフットボールを体現する。県民に躍動する姿を届けたい」と活躍を誓った。