いわきの有田 J3最優秀選手賞、JPFAアワード2022
日本プロサッカー選手会(JPFA)は18日、選手間で選ぶ新設の「JPFAアワード2022」の受賞者を発表し、最優秀選手賞にワールドカップ(W杯)カタール大会で日本のベスト16入りに貢献した三笘薫(ブライトン)が輝いた。J3最優秀選手賞には、得点王となり、いわきFCのJ3優勝・J2昇格に貢献したFW有田稜が選ばれた。
いわきから5選手、J3ベストイレブン
J3ベストイレブンには、いわきから有田とMF山下優人、MF嵯峨理久、DF家泉怜依、MF日高大(23年からJ2千葉)の5人が選出された。有田は昨季、17得点で得点王を獲得。山下は全試合フル出場しチームの屋台骨を担った。嵯峨は5ゴール9アシストと活躍。家泉は不動のセンターバックとして31試合に出場し、日高は5ゴール5アシストを記録した。
そのほか、J1とJ2の最優秀選手賞には、横浜Mの優勝を支え、セルティック(スコットランド)へ移籍した岩田智輝と、小川航基(横浜FC)が選ばれた。
受賞者は選手による投票で決まる。J1、J2、J3と、リーグを問わない4カテゴリーがあり、最優秀選手賞とベストイレブンを選んだ。
有田「選手から評価うれしい」
J3最優秀選手賞に輝いたいわきFCのFW有田稜は受賞について「選手から評価してもらっていることが本当にうれしいと感じている」と笑顔をみせた。
昨季は大卒で新規加入し、得点王に輝く活躍でチームを力強くけん引した。「シーズン序盤は試合に出られず苦しかったが、自分に足りない部分を補強して積み重ねたことで結果に結びついた」と振り返る。
いわきにとって初めてJ2を戦うシーズンが2月に開幕する。「自分たちは挑戦者。どれだけチームが通用するのかが楽しみだ」と待ちきれない様子。「チームとしてはJ1昇格、個人では得点王を目指す」と目標を掲げ「90分間走りきり、前に進む迫力あるサッカーで、サポーターに笑顔や勇気を与えたい」と躍進を誓った。
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