J2開幕まで1週間 いわきFC、J1浦和と練習で守備に手応え

18日のサッカーJ2開幕まで1週間となった。今季から初挑戦するいわきFCは、開幕に向けた調整が最終段階に入る。今後も非公開の練習試合を予定するなど、イレブンは万全の体制でホームでの開幕戦に臨む。
チームは3日まで鹿児島キャンプをこなし、4日にはさいたま市でJ1浦和レッズと練習試合を実施した。浦和戦は45分を3本戦い、0―1という結果に終わったが、MF宮本英治は「自信もついたし、良い意味での課題も見つかった」と振り返る。特に守備で手応えを感じたようで「プレッシャーの強度や、狙いが定まった時の守りは劣らずできたと思う」と自信を深める。村主(すぐり)博正監督も「J1の速くミスの少ないプレーの中、無失点の時間が長かったことは収穫」とチームの成熟を実感する。
一方で違いを感じた部分もある。J1で長年しのぎを削ってきた浦和のプレーの質の高さだ。この一戦を通じてJ1のレベルを体感したことで、選手間にも好影響がでているという。宮本は「パス1本とっても、質を高めようという意志が(選手から)伝わる。良い練習ができている」と話す。
初挑戦となるJ2開幕に向け、今後の練習試合では、対戦相手への対応力などを最終確認していく考えだ。村主監督は「(開幕に向け)相手を見ながら戦いを進められるかというところをやっていきたい」と語った。
開幕戦は18日にホームのいわきグリーンフィールド(いわき市)で同じ昇格組の藤枝MYFC(静岡県)と戦う。午後2時開始予定。
- いわきFC、ルーキーの奮闘で3連勝へ 26日にホームで町田戦
- いわきは2回戦から登場、サッカー天皇杯6月7日、徳島と対戦
- 選手・サポーター一体、赤きスタンド歓喜 いわきFCホーム初勝利
- いわきFC、連勝へ雰囲気抜群 19日にホームで徳島戦
- 4月16日群馬戦、いわきFC応援バスツアー 福島駅発着
- いわきFC、マスク緩和 次戦以降のホーム戦、来場者の判断に
- 【データで見る】サッカーJ3 2022年シーズンの順位・勝点推移
- プレーできる日常に感謝 震災12年、いわきFC選手ら黙とう
- 阪神大震災被災が原点...辛抱経験、勝利の糧に いわきFC武田コーチ
- 12日に東北ダービー「復興応援試合」 いわきFC、仙台と対戦