J2開幕まで1週間 いわきFC、J1浦和と練習で守備に手応え

 
残すところ1週間に迫ったJ2開幕に向け練習に汗を流すいわきの選手ら =9日、いわき市・いわきFCフィールド

 18日のサッカーJ2開幕まで1週間となった。今季から初挑戦するいわきFCは、開幕に向けた調整が最終段階に入る。今後も非公開の練習試合を予定するなど、イレブンは万全の体制でホームでの開幕戦に臨む。

 チームは3日まで鹿児島キャンプをこなし、4日にはさいたま市でJ1浦和レッズと練習試合を実施した。浦和戦は45分を3本戦い、0―1という結果に終わったが、MF宮本英治は「自信もついたし、良い意味での課題も見つかった」と振り返る。特に守備で手応えを感じたようで「プレッシャーの強度や、狙いが定まった時の守りは劣らずできたと思う」と自信を深める。村主(すぐり)博正監督も「J1の速くミスの少ないプレーの中、無失点の時間が長かったことは収穫」とチームの成熟を実感する。

 一方で違いを感じた部分もある。J1で長年しのぎを削ってきた浦和のプレーの質の高さだ。この一戦を通じてJ1のレベルを体感したことで、選手間にも好影響がでているという。宮本は「パス1本とっても、質を高めようという意志が(選手から)伝わる。良い練習ができている」と話す。

 初挑戦となるJ2開幕に向け、今後の練習試合では、対戦相手への対応力などを最終確認していく考えだ。村主監督は「(開幕に向け)相手を見ながら戦いを進められるかというところをやっていきたい」と語った。

 開幕戦は18日にホームのいわきグリーンフィールド(いわき市)で同じ昇格組の藤枝MYFC(静岡県)と戦う。午後2時開始予定。