いわきFC選手が田植え挑戦 児童生徒らと楽しく交流

 
子どもたちと一緒に田植えに挑戦する(右から)黒宮、有馬両選手=いわき市

 サッカーのいわきFCは27日、トップパートナー契約を結ぶ北電子(東京都)がいわき市で展開している「米ジャグラープロジェクト」に参加し、選手が子どもたちと一緒に田植えに挑戦した。

 プロジェクトは、同社の利用者に同市の農家を巡ってもらい、コメや農作物などのおいしさを知ってもらう体験型ツアー。東日本大震災の被災地を応援することを目的に2018年から続いている。今回はいわき市小川町のファーム白石で田植えを行い、同市の児童生徒ら20人を招いた。

 いわきFCからはFW有馬幸太郎、MF黒宮渉(いわき市出身)の両選手と田村雄三ゼネラルマネジャーが参加し、田んぼにコシヒカリの苗を植えた。

 今回活動した小川地区出身という黒宮選手は、小学生の時も田植えを経験していたというが「大人になると大変さがよく分かった」と感想を語った。有馬選手も「子どもと田植えをして元気をもらえた」と笑みを浮かべた。10月末に収穫する予定でコメは市内の子ども食堂に寄贈するという。