いわきFCサポーター「次戦こそ昇格」 声出し解禁、応援熱く

 
選手に声援を送るいわきサポーター=30日、宮崎県・ユニリーバスタジアム新富

 サッカーJ3のいわきFCは30日、敵地でテゲバジャーロ宮崎に敗れ、J2昇格を次節以降に持ち越した。昇格への期待を込め現地で応援したいわきサポーターは敗戦に肩を落としつつ、ホームのJヴィレッジスタジアムで行われる次戦での昇格決定を強く願った。

 先制されたいわきは前後半を通じて猛攻を続けたが、宮崎の堅守に阻まれ続けた。試合は応援の「声出し」も解禁され、スタジアムのいわきサポーターは何度も相手ゴールに迫るイレブンを大声援で後押し。敗戦にも「しっかり切り替えてホームで昇格を決めてほしい」と声をそろえた。

 いわき市出身で埼玉県在住の会社員大島遥香さん(26)は「昇格と優勝の瞬間を目の前で見たかった。いわきらしいサッカーで昇格と優勝を決めてほしい」と期待を込めた。いわきにとっては3年ぶりの声出し応援となった一戦。いわきサポーターを率いるコールリーダー、いわき市の会社員上遠野希心(かとおののぞみ)さん(29)は「手探り状態のぶっつけ本番だったが、みんなで声がかれるまで応援できた。次節のホーム戦までに応援態勢をさらに整え、選手を後押ししたい」と意気込んだ。