「イオン浪江店」オープン 戻るにぎわい!年間約45万人見込む

 
オープンとともに多くの来店客が訪れたイオン浪江店=14日午前、浪江町

 イオングループでスーパーを展開するイオンリテールが浪江町幾世橋の町役場南側に整備したイオン浪江店が14日、オープンした。町では生鮮食品などの買い物環境が課題となっていたことから、同店のオープンで住民の利便性向上や帰還促進などが期待される。

 2017(平成29)年3月に東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部地域を除き解除された同町では、コンビニで生鮮食料品や日用品などを販売しているものの、町内で幅広い商品が購入できる環境を求める声が町民から上がっていた。イオンリテールと町は2月に、町民の帰還促進のため商業環境整備などに関する覚書を締結、具体的な事業としてイオン浪江店の出店に向け準備を進めてきた。

 同店は地元請戸や相馬、小名浜などで水揚げされた鮮魚を中心に、食料品や日用品、医薬品などを取りそろえるほか、寝具や収納用品、ベビー用品などの取り寄せにも対応する。同社は1日当たり1000~1500人、年間約45万人の来店を見込んでいる。

 オープニングセレモニーでは、渡辺博道復興相と内堀雅雄知事、吉田数博町長らがテープカットで祝った。開店すると、大勢の住民が来店し、食料品などを買い求めていた。同町の消防士、男性(33)と妻(30)は「買い出しに南相馬市や富岡町に通っていたので、すぐそばに開店して便利になる」と話した。

 年中無休で平日と土曜日が午前6時、日曜、祝日が午前9時の開店、午後8時までの営業。