多川貫首迎え「祈念合同法要」 興福寺と会津、福島県復興祈る

 
多川貫首(手前)をはじめ興福寺と会津の僧侶が共に復興を祈念した法要=15日午前、会津若松市

 会津若松市の県立博物館で開催中の福島復興祈念展「興福寺と会津~徳一(とくいつ)がつないだ西と東」に合わせ、奈良・興福寺と会津仏教会、福島民友新聞社は15日、同市で福島復興祈念合同法要を営んだ。会津に仏教文化を伝えた徳一を縁に、奈良と会津の僧侶が共に本県の復興に向けて祈りをささげた。

 法要は震災の犠牲者を追悼し、被災者の平安を祈りたいという興福寺の強い希望を受け、アルテマイスター保志(同市)の共催で実現した。興福寺トップの多川俊映貫首(かんす)が法要を取り仕切る導師を務めた。僧侶らの読経が響く中、五阿弥宏安福島民友新聞社社長らが焼香して手を合わせた。

 法要後、多川貫首は県立博物館で講演し「この展覧会は単なる仏教美術展ではなく、福島復興に向けた私たちの祈りが込められている」と強い思いを披露した。

 来場者「1万人」突破

 3連休最終日となる15日は多くの人が同展を訪れ、6日の開幕からの来場者は1万人を突破した。「興福寺と会津」展は福島民友新聞社、福島中央テレビ、県立博物館でつくる実行委員会の主催。

 会期は8月18日まで。観覧時間は午前9時30分~午後5時(最終入場は同4時30分)。前期は28日まで、後期は30日から。休館日は22日、29日、8月5日。一般・大学生1300円、高校生800円、中学生以下無料。問い合わせは福島民友新聞社事業局(電話024・523・1334)へ。