「放射線量」実測値の1000倍で公表 福島第1原発、単位を誤る

 

 東京電力は17日、福島第1原発の建屋6カ所で測定した滞留水移送配管の放射線量について、ホームページ(HP)に掲載する際の単位を誤り、2年4カ月にわたって実測値の1000倍の値を公表していたと発表した。データの誤りは約5000カ所に上り、東電は同日までに正しい単位に修正した。

 東電は2017(平成29)年2月、6カ所のモニターを取り換え、放射線量の表示単位がそれまでのミリシーベルトから1000分の1のマイクロシーベルトに変わった。だが、公表する単位をミリシーベルトから変更し忘れ、マイクロシーベルトで測定した数字部分を今年5月分までの2年4カ月間、HPに掲載していた。

 今月11日に社員が誤りに気付いた。東電によると、毎日6カ所の測定データを調べる当直員は正しい単位で放射線量を把握しており、トラブルがないことをは確認済みという。移送配管のモニターは漏えい検知のために設けられている。