相双沖で「シラス漁」始まる 相双漁協、最盛期は8月中旬以降

 
今季初めて水揚げされたシラス=17日午前、相馬市・松川浦漁港

 相馬双葉漁協は17日、相双沖で今季のシラスの試験操業を始めた。同漁協所属の船24隻が漁に出て、約6.7トンを水揚げした。同漁協のシラスの試験操業は7年目。今季は週2~3回を目安に、10月ごろまで操業を続ける予定。最盛期は8月中旬以降となる。

 同日は、原釜、磯部、鹿島、請戸の各所の船が午前4時ごろに出港。相馬市の松川浦漁港には午前10時ごろから船が入港し、約2~4センチのシラスが次々と船から揚げられ、活気にあふれた。

 今季は、春先の主力魚種コウナゴの水揚げがゼロとなったため、同じく主力であるシラスの水揚げへの漁業者の期待は大きい。立谷寛治組合長は無事開始できたことに胸をなで下ろしながら「シーズンはまだまだこれから。漁業者も市場全体も活気づいていってほしい」と話した。

 この日水揚げされたシラスは放射性物質検査を行った結果、検出限界値(1キロ当たり12.5ベクレル)を下回った。シラスは順次加工され、相馬市磯部の直売店などのほか、県外を中心に流通する見通し。