「海洋汚染問題」へ対応 会津若松・花春酒造、紙の緩衝材に変更

 
シュレッダー処理した紙ごみを活用した緩衝材を示す(右から)長沢部長、佐藤専務、五十嵐課長

 深刻化するプラスチックごみによる海洋汚染問題への対応として、花春酒造(会津若松市)は19日から、小口発送の際、瓶の破損防止のために使っている緩衝材を、従来のポリエチレン製から、シュレッダー処理した紙ごみを紙袋に詰めたものに変更する。

 同社では、シュレッダー処理した紙ごみが大きなごみ袋で月に約10袋発生する。これを緩衝材用の紙袋に詰め替えると約千個ができる。月に必要な緩衝材の数は約5千個と見込まれることから、不足分は新井田傅社長が会長を務める幸楽苑ホールディングス(郡山市)の本部で発生する紙ごみを回収し袋詰めする。

 緩衝材を入れる紙袋は社名にちなみ花柄模様とし、「フラワースプリング」と名付けた。折り曲げても使用できる。袋詰めは土日祝日の売店当番が中心に担う。コスト削減にもつながり、ポリエチレン製は1箱分で36円かかったが、フラワースプリングの場合は袋代などの20円で済むという。発案した佐藤清専務は「従来、紙ごみは捨てていたが、再利用の道があると考えた。『自分たちにできることから始める』という考えが広がってほしい」と話した。

 佐藤専務、長沢明広総務部長、五十嵐武資材購買課長が18日、福島民友新聞社若松支社を訪れ新たな緩衝材を紹介した。