福島大・平教授に論文賞 抗炎症作用活性化、仕組み発見

 
表彰状を掲げる平教授

 福島大食農学類の平修教授(44)が、ポリフェノールの一種がビフィズス菌の抗炎症作用を活性化させる仕組みを明らかにした論文で日本農芸化学会の論文賞を受けた。

 受賞は3月25日付。同学会の英文誌「バイオサイエンス・バイオテクノロジー・アンド・バイオケミストリー」の掲載論文から優秀なものに贈られる賞で、2017(平成29)年11月に発表した論文で受賞が決まった。

 甲南女子大(神戸市)の川畑球一准教授らとの共同研究。これまでの研究では、タマネギなどに含まれるポリフェノールの一種「ケルセチン」がビフィズス菌の抗炎症作用を活性化させることが知られていたが、活性化の仕組みや活性化に関わる物質は分かっていなかった。論文では、抗炎症作用の活性化に、ビフィズス菌が分泌する脂肪酸の一種「ステアリン酸」が関わっていることを明らかにした。

 平教授は「食に関する論文での受賞は食農学類食品科学コースとしても誇れる。食を通じた健康増進に役立てたい」と話した。