東北の高校生ら富士山頂へ全力 登山家・田部井淳子さん長男と

 
登山前に気合を入れる高校生

 77歳で亡くなった世界的な登山家田部井淳子さん(福島県三春町出身)の遺志を継ぎ、東日本大震災で被災した東北の高校生が富士山頂を目指す「東北の高校生の富士登山2019」の参加者は23日、登山を開始し、静岡県側の富士宮ルートで6合目に到達した。

 同プロジェクトは田部井淳子基金の主催、文部科学省や福島民友新聞社などの後援。震災復興支援として毎年行われており、今年で8回目。本県の高校生82人を含む104人が参加している。

 23日には5合目で開会式が行われた。同プロジェクトリーダーを務める田部井さんの長男進也さん(40)が「力を合わせて元気良く頂上に行きましょう」とあいさつ。参加者が「エイエイオー」の掛け声で気合を入れた。5合目を午後4時ごろ出発し、同5時前には6合目の山小屋に到着した。本宮高2年の参加者は「全力投球で山に挑み、友達100人目指したい」と元気に話した。

 24日には午前2時30分ごろに山小屋を出発し、天候にもよるが同10時ごろ山頂に着く見込み。