窯元の逸品を品定め 会津本郷焼「せと市」、早朝からにぎわう

 
夜明け前から懐中電灯の明かりを頼りに掘り出し物を探る来場者ら=4日午前4時25分ごろ

 約400年の伝統を誇る会津本郷焼の「せと市」は4日、会津美里町の瀬戸町通りで開かれ、早朝から窯元の逸品を求める焼き物ファンでにぎわった。会津本郷焼事業協同組合などでつくる実行委の主催。

 せと市は、明治初期から続く伝統行事。窯元の弟子が瀬戸町通りを通る会津高野山の冬木沢詣(まい)りの参拝者に、はね物の器を販売し、お盆の帰省費用や小遣いに当てたのが始まりとされる。現在は会津の伝統行事として定着し、各窯元の掘り出し物や新作などを安く提供している。

 会場には、福島県内外の窯元のほか、漆や織物などを扱う店舗が軒を連ねた。午前4時の開幕と同時に来場者が通りに繰り出し、電灯の明かりを頼りにお気に入りの逸品を探していた。