海洋環境の保全考える 小学生記者24人、潮目しんぶん号外製作

 
生分解性プラスチックの材料などについて学ぶ子どもたち

 県内の子どもたちが「小学生記者」となり、本県の海の現状を学び、取材するイベント「未来へ発信!!ふくしま潮目しんぶん記者クラブ」は最終日の7日、いわき市小名浜のアクアマリンふくしまなどで行われた。子どもたちは、微生物の働きで分解できる植物由来の生分解性プラスチックについて学び、記事の執筆などを通して海洋環境を守ることの大切さを考えた。

 福島中央テレビなどでつくる「海と日本プロジェクトinふくしま実行委員会」の主催、福島民友新聞社などの協力。同市で昨年11月に開かれた世界水族館会議で採択された「世界水族館会議宣言」を受け、本県の海の現在と未来を考えてもらおうと実施した。県内の小学5、6年生計24人が参加した。

 子どもたちは同市の薄磯海岸で砂を採集し、プラスチックごみが細かくなった直径5ミリ以下の微粒子「マイクロプラスチック」が数個含まれていることなどを確認した。小松技術士事務所(いわき市)の小松道男所長は、生分解性プラスチックについて実演を交えて説明。「海洋ごみの約80%は陸上の活動からだ」と話し、海にプラスチックごみを残さないための技術を分かりやすく語った。

 記事の執筆では、福島民友新聞社の佐藤掌編集局次長と渡部直樹整理部記者が記事の書き方などを伝えた。泉北小5年(11)は「新聞作りについてよく分かった。買い物のときは、レジ袋の削減に協力したい」と話した。佐藤次長は「原稿を書いたことは、これからの人生の中で大切な経験になったと思う」と講評。記事を基に作られた号外が子どもたちに贈られた。

 また、子どもたちは生分解性プラスチックのカップを販売するためのパッケージイラストも作った。カップは10月に同館で販売予定。