「相馬福島道路」20年度に全線開通 福島保原線-国道4号IC

 

 国が復興支援道路として整備を進めている相馬地方と県北地方を結ぶ東北中央道の相馬福島道路(延長約45キロ)が、2020年度内に全線開通する見通しになった。国土交通省が8日発表した。開通時期が未定だった仮称・福島保原線―国道4号インターチェンジ(IC)間(延長2キロ)が20年度末までに完成するめどが立った。

 「国道4号IC-桑折JCT」20年夏の見通し

 相馬福島道路は相馬山上IC―霊山IC間(延長27.5キロ)が開通済みで、全体の約6割が完成している。国交省は常磐道に接続する相馬IC―相馬山上IC間(同6キロ)が19年中、東北道とつながる国道4号IC―桑折ジャンクション(JCT)間(同2キロ)が20年夏ごろまでに開通する見通しも新たに示した。

 全線開通すれば、相馬IC―福島大笹生ICの所要時間は約40分で、並行する国道115号などを利用する従来の経路の約80分から5割の短縮となる。復興の加速化とともに本県沿岸部から福島医大への搬送時間の短縮、交流人口の拡大、物流促進による産業の活性化などが期待される。

 相馬福島道路を含む復興支援道路や復興道路は、岩手、宮城両県と本県の計550キロが20年度内に全線開通する見通し。復興・創生期間内に事業が完了することになり、石井啓一国交相は8日の記者会見で「地域のにぎわいやなりわいの再生を力強く後押しし、意義がある」と強調した。

 渡辺博道復興相は「大変明るいニュース。ぜひとも決められた期限の中で成し遂げてほしい」と述べ、内堀雅雄知事は「復興と地域の活性化に向けた大きな弾みになるものと期待している」とコメントした。

 8路線・29工区整備 県のふくしま復興再生道路

 県は本県復興を支える「ふくしま復興再生道路」として、いわき市の小名浜道路など8路線、29工区を整備中。3月末現在で11工区が完了し、残りも工事や調査設計を進めている。