福島県の小中生『過去最少』 文科省調査、実情応じて学校改革

 

 県は8日、文部科学省の学校基本調査結果(速報)を発表した。5月1日現在の県内の小学生は8万7730人(前年度比2281人減)で9万人を下回り、中学生は4万8183人(同1467人減)で、いずれも過去最少を更新した。

 現在の小学1年から中学3年の児童、生徒数はいずれも震災後に入学した学年だが、小1は1万3654人となり、中3の1万6578人より約3000人少なかった。小学生は1984(昭和59)年、中学生は88年から減少が続いている。

 児童、生徒数は2013年度以降、県外避難者の帰還などを背景に入学時から学年が上がるにつれて増える傾向にある。ただ、増加幅は縮小しており、中1は50人の減少に転じた。中学校進学に合わせた家族の転勤や引っ越しなど社会動態による変動が要因とみられる。

 子どもの減少を受け、県内の各自治体は学年の区切りやカリキュラムの編成を柔軟に決められる義務教育学校の設置や学校の統廃合など、地域の実情に応じた学校の改革を進めている。

 大学進学率過去2番目 高校進学率は最高を更新

 学校基本調査(速報)によると、県内の高校を今春卒業した生徒の大学進学率は過去2番目に高い45.8%(前年度比0.5ポイント減)で、全国順位は前年度の36位から37位に下がった。

 男子の42.5%(同1.2ポイント減)に対し、女子が49.4%(同0.3ポイント減)で上回った。

 また、県内の中学校を今春卒業した生徒の高校進学率は98.5%(同0.2ポイント増)で過去最高を更新、全国順位が前年度の43位から39位に上昇した。