伝統文化に再び光...葛尾の「能」復活へ 江戸時代以来、9月上演

 
能舞台の模型を確かめる関係者

 福島県葛尾村で江戸時代に上演されていた伝統芸能の能と狂言が9月28日、同村で百数十年ぶりに上演される。村内の関係団体でつくる実行委員会が同村葛尾の葛尾大尽(だいじん)屋敷跡公園に特設の能舞台を設置し、能楽師を招いて上演する。

 公園は葛尾大尽と呼ばれた松本一族の屋敷があった場所。屋敷内には能舞台があり、三春藩など近隣の藩主を招待して能狂言を鑑賞した歴史が残っているという。今回、上演することで、葛尾大尽の歴史や伝統文化に再び光を当て先人の暮らしに思いをはせ、復興に取り組む村民の誇りなどを呼び起こすとともに、村の歴史文化を村外に発信し新たな交流を生み出す。

 同村で9日、実行委員会が開かれ、出席者が上演内容などを確認。また、能舞台の模型も披露された。

 公演は無料。午後5時開演で能「羽衣」などを上演する。このほか、村内の史跡バスツアーやお茶会、物産販売なども予定している。上演に先駆けて、9月14日午後1時から村復興交流館あぜりあで能楽のワークショップも開く。問い合わせは葛尾むらづくり公社へ。