タイムカプセル!12年ぶり自分へ『宝物』 思い出語り合う仲間

 
宝箱の中にあった12年前の福島民友新聞を読む卒業生ら。中央が渡部ゆりあさん

 猪苗代町内の五つの小学校の6年生138人が12年前に埋めた「えとタイムカプセル」の「掘り起し式」が12日、猪苗代町の猪苗代ハーブ園で行われた。大人になった自分に宛てた手紙や写真などの"宝物"を前に、卒業生たちは、久々に会った仲間たちと思い出を分かち合った。

 リステルグループなどでつくる「猪苗代の子供たちの夢を応援する会」の主催。2007(平成19)年にスタートしたえとタイムカプセルの埋設は昨年十二支を一回りし、掘り起こすのは今年が初めて。07年12月17日に、児童たちの思い出の品を入れた宝箱に鍵をかけ、その鍵をタイムカプセルに入れて封をした。カプセルは、同ハーブ園にあるネズミの巨木彫刻の前に埋め、その上に記念碑を建てた。

 各校を代表して卒業生5人がカプセルを掘り起こした。それぞれが中に入っていた鍵を使い、保管してあった各校の宝箱を開けた。カプセルの中には「どんな仕事をしてますか」「結婚しましたか」などと書かれた自分への手紙や写真などが収められていた。

 長瀬小6年だった渡部(旧姓畠山)ゆりあさんは、埋めた当日の福島民友新聞を収めていた。当時、何を入れるか母親と相談したゆりあさんは、その日何があったか12年後に思い出せるようにと、本紙を入れることを思い付いたという。「新聞にはちょうど、『きょう埋設式』という記事があった。驚いたし、懐かしさも感じる」と話し、仲間と紙面を広げて、思い出話に花を咲かせていた。