なじみの総菜店再開 名物・おはぎ販売、小高「ふるうちの台所」

 
忙しく買い物客に対応する古内店長(中央)

 東京電力福島第1原発事故に伴い休業していた南相馬市小高区の「食品スーパーふるうち」は13日、総菜店「おはぎとおそうざい ふるうちの台所」として営業を始めた。開店早々、スーパー時代からのなじみの客らが訪れ、目当ての商品を買い求めた。

 同店は大正時代に創業し、1967(昭和42)年にスーパーマーケット形態に転換。手作りの総菜やおはぎが人気だったが、原発事故により同区には避難指示が出された。廃業も検討したが、避難指示解除を機に帰還した住民が気軽に立ち寄れるコミュニティーの場となることなどを目指し、再開を決めた。

 営業が始まると、地元住民らが早速訪れ、名物のおはぎや総菜を次々とかごに入れていた。同区で夫と2人暮らしの女性(77)は「スーパー時代からなじみの店。お総菜が安くておいしいので楽しみにしていた」と話した。

 店長の古内和彦さん(42)は「やっと開店できた。地域をもり立てていきたい」と話した。営業は午前11時~午後5時。日、月曜日定休。