たいまつ担ぎ復興祈願 「麓山神社の火祭り」男性たち勇壮な姿

 
大きなたいまつを担ぎ、山頂から駆け出す氏子ら

 福島県富岡町上手岡の麓山(はやま)神社で400年にわたり継承されてきた「麓山神社の火祭り」は15日、同神社周辺で行われた。参加者が大きなたいまつを担ぎながら、町の復興などを祈願した。

 江戸時代初期から継承されている、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを願いながら氏子らがたいまつを担ぐ行事。県重要無形民俗文化財に指定されている。2011(平成23)年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で同年から中断していたが、昨年復活した。

 参加した男性約30人は白い短パンと足袋を身に着け、火がともされたたいまつを担ぐと、「千灯(せんどう)、千灯」との掛け声とともに境内裏手の山を駆け上がった。山頂で万歳三唱し、ときの声を合図に山を駆け降り、社殿の周囲を33周して神事を終えた。集まった町民たちは男性たちの勇壮な姿とたいまつの明かりに見入った。

 その後、盆踊りも繰り広げられ、集まった町民が親睦を深め合った。