松川事件から70年...犠牲者慰霊 戦後最大の冤罪事件、風化防ぐ

 
慰霊碑の前で黙とうする出席者ら

 福島市松川町で列車が脱線、転覆し乗務員3人が死亡した「松川事件」が17日、発生から70年を迎えた。現場近くの慰霊碑前では同日、慰霊式典が行われ、出席者が手を合わせ黙とうした。

 事件は1949(昭和24)年に発生。逮捕、起訴された20人が最終的に全員無罪となり「戦後最大の冤罪(えんざい)事件」とも呼ばれた。事件の犠牲となった3人の乗務員らの慰霊と、事件の風化を防ぐ目的で毎年行っており、JR総連東北地域協議会の組合員ら36人が出席した。

 出席者は慰霊碑の前で手を合わせ、線香を供えて亡くなった乗務員らの冥福を祈った。

 同協議会の尾形豊事務局長は「事件から70年がたち、事件の当事者も減って風化が進んでいると感じる。慰霊を今後も継続していきたい」と誓いを新たにした。