いわき産「ナシ」...今年も輸出 出荷本格化、例年同様甘み強く

 
出荷に向けナシを選別する地元の女性たち=19日午前、いわき市小川町

 今季のいわき市産ナシの本格的な出荷作業が始まった。出荷に向けた操業開始式が19日、同市のJA福島さくらいわき地区梨選果場で行われた。同選果場では本年度、幸水、豊水、涼豊(りょうほう)、新高の4品種約580トンを取り扱い、このうちベトナムに約12トンを輸出する予定。

 同JAによると、今季は7月中旬まで雨が続いたが、8月に好天が多かったため、平均糖度は12度と例年同様に甘みが強く、大きさも平年並みという。全生産者が出荷前に放射性物質検査を受けており、全て検出限界値の1キロ当たり10ベクレル未満だった。

 ベトナムには、幸水、豊水、新高の3品種を輸出する。同市産のナシは2017(平成29)年の輸出開始以来、食味が好評を集めており、同JAは「引き続きの輸出を通じ、ベトナムでいわき市産ナシのおいしさを広めたい」としている。

 この日は従業員らが傷の有無や大きさなどを確認しながらナシを選別、約950ケースを市中央卸売市場に出荷した。出荷作業は18日から始まっている。

 同日は、JA福島さくら郡山地区梨共同選果場でも出荷が始まった。