コシノジュンコさん、10月にファッションショー 福島県内初開催

 

 福島県は10月12日、世界的デザイナーのコシノジュンコさんが企画するファッションショーを福島市のJRA福島競馬場で県内初開催する。本県の伝統工芸や素材を活用した衣装、小物を出品し、県産品の販路拡大につなげる。

 20日の県議会政調会で県が示した。

 衣装や小物は、コシノさんと県内10事業者が共同で製作。伊達ニットや川俣シルク、上川崎和紙といった本県の伝統工芸品にコシノさんの斬新な発想を取り入れ、新たな本県の魅力をアピールする。

 相馬野馬追の騎馬武者が行列を披露するほか、甲冑(かっちゅう)の着付けや伝統工芸の体験コーナーも設ける。海外で人気のサムライ文化を取り入れることで、インバウンド(訪日外国人旅行)の増加にもつなげたい考えだ。

 全国新酒鑑評会で金賞受賞銘柄数7年連続日本一に輝いた県産日本酒や郷土料理も提供し、本県の豊かな食の魅力も発信する。総事業費約2720万円のうち、約1500万円は文化庁の補助金を活用する。

 コシノさんは2016(平成28)年度から県の取り組みにデザイナーとして参加するなど、東日本大震災後の本県に心を寄せ続けている。東京都で今年3月に開催したファッションショーにも県産品を活用した衣装や小物類を出品し、来場者から好評を得た。