「極入のお聖天様」に大勢の参拝者 西会津、光谷山の拝殿開放

 
開放された拝殿で参拝する人たち

 西会津町奥川極入の大聖歓喜天祭礼が18日、大聖歓喜天本堂、観音堂などで行われ大勢の参拝者でにぎわった。

 「極入の歓喜天」は、会津三大歓喜天の一つとされ、火盗両難を防ぎ、縁結び、安産の神、さらには手芸の神として古来より「極入のお聖天様」と敬われている。

 光谷山の中腹にある大聖歓喜天が祭られているお堂の拝殿を開放。秘仏とされる大聖歓喜天は公開されなかったが、千手観音と、おんば様が安置されている観音堂が開帳された。歓喜天堂向拝の「三本爪の龍」、脇障子の「竹に寅」「唐獅子牡丹」の彫刻も参拝者の注目を集めていた。

 この日は、大聖歓喜天を管理する金蔵寺の本堂で「測量機」が特別展示された。この測量機は、江戸時代前期の和算・暦学者で会津藩郡奉行、普請奉行を務めた安藤有益が飯豊山や磐梯山の標高の確定、田畑の測量事業に使用したとされる。高さ約50センチの木製で、分度器も付いている。

 町指定の重要文化財で歴史愛好者らも興味深げに見入っていた。

 また、町重文で、安藤が当時の極入村肝煎り・佐藤籐右門に残したと伝わる「東国物語」八巻も今回初めて展示された。

 金蔵寺境内では歓喜天の好物とされる甘酒と聖天そばが振る舞われたほか、地元の人たちが栽培した朝採りのミネラル野菜の販売などが行われた。