山中伸弥氏講演、ビジョン持ち夢に挑戦を 中高生らにアドバイス

 
夢をかなえるためのヒントを語る山中氏

 ノーベル生理学・医学賞受賞者で京都大iPS細胞研究所(CiRA)の山中伸弥所長は20日、福島県郡山市で開かれたシンポジウムで講演した。人生のモットーとして「VW(Vision&Work hard)」という言葉を紹介し「明確なビジョンを持ってしっかり努力すれば必ず成功する」と夢をかなえるためのヒントを語った。同研究所によると、山中氏が本県で講演するのは初めて。

 山中氏は人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製により、2012年にノーベル賞を受けた。講演では「iPS細胞を多くの患者に届けたいという夢をかなえるため、困難を一つ一つ解決しながら前に進みたい」と述べた。

 またトークセッションに臨み、来場者代表の中高生ら4人からの質問に答えた。夢を見つけてかなえるためのアドバイスとして「今の夢を見つけたのは30歳になってから。焦らずにいろいろな経験、挑戦をしてほしい」と呼び掛けた。

 シンポジウムは、福島大うつくしまふくしま未来支援センター(FURE)と同研究所が「未来をひらく科学の可能性~iPS細胞研究者が語る 夢を叶(かな)える力」をテーマに開いた。同研究所の岩崎未央特定助教も「好奇心と努力~研究者への道」と題して講演。トークセッションではFUREの本多環特任教授がモデレーターを務めた。中高生ら約700人が参加した。