渇水響き...稲生育遅れ 矢吹町など調査、品質低下や収量3減か

 
町内の水田で水稲の生育調査を行う関係者ら=21日午前、矢吹町

 矢吹町などは21日、同町沢尻地区などの水田で、渇水のため羽鳥ダム(天栄村)の取水開始が延期された影響を調べた。栽培するひとめぼれに出穂を迎えていない水田があるなど、水稲の生育に大きな遅れが生じていることが確認された。

 JA夢みなみによると、同地区の一部の水田では品質低下や、コメの収量が3割前後減少することが予想されるという。

 町は今後も生育状況を調べながら、収量減少などへの対策を関係団体と協議していく方針。

 羽鳥ダムは、県南地方5市町村に農業用水を供給している。昨冬の少雪などで取水開始前の貯水率が著しく低下。加えて用水路の漏水もあり、取水が当初予定から3週間ほど遅れて5月20日に開始された。

 矢吹町などは7月にも町内5カ所で、取水開始の遅れや日照不足などによる水稲への影響を調べている。今回は追跡調査として、供給地域の東端に位置する同地区など3カ所で実施。町や国、県、JAなどからの約10人が調査した。