企業へ福島県の優位性紹介 都内でセミナー、知事ら進出働き掛け

 
本県への企業立地の利点を語り合う(左から)内堀知事、岩瀬社長、小林社長、久田所長=帝国ホテル東京

 福島県と県企業誘致推進協議会は21日、都内で企業立地セミナーを開いた。中通り、浜通り、会津を代表する企業経営者と内堀雅雄知事、市町村長が事業を展開する際の優位性を売り込み、首都圏の企業関係者に本県への進出を働き掛けた。

 自動車部品製造大手デンソー(愛知県)の子会社でデンソー福島(田村市)の岩瀬雅俊社長、いわき市に生産拠点を置くクレハ(東京)の小林豊社長、会津ラボ創業者(現在は顧問)で会津コンピュータサイエンス研究所(会津若松市)の久田雅之所長が内堀知事と共に意見交換に臨んだ。

 岩瀬社長は交通の利便性を挙げ「日大工学部や会津大など理工系大学があり、高校の工業科の生徒数も東北・北関東で随一」と人材面の利点も指摘した。

 小林社長は設備投資で県の支援制度を活用した実績や都内の研究拠点をいわき市に移す計画を示し「生産と研究開発の拠点を集約することで相乗効果が期待できる」と説明した。

 久田所長は会津若松市に情報通信技術(ICT)関連企業の集積が進みつつある状況を紹介。「古き良き歴史と世界最先端の技術が融合している地は、会津のほかにない」と強調した。

 内堀知事は復興と地方創生のキーワードに「挑戦」と「協働」を掲げ「地域と企業が思いを一つにして挑戦することで福島全体の活力につながる」と述べた。

 160社を超える首都圏の企業から約290人が参加した。県内33市町村がPRブースを出展し、20市町村長も会場に駆け付け地域の魅力をアピールした。