東京パラ開幕まで1年 東邦銀行陸上部・佐々木「絶対出たい」

 
東京パラ出場を目指す佐々木真菜=6月、福島大陸上競技場

 東京パラリンピック開幕まで25日であと1年。来年8月25日に開会式が行われ、競技は同9月6日までの12日間、21会場で22競技540種目を実施し、史上最多4400人の選手が出場する。県勢で出場が有力視される東邦銀行陸上競技部の佐々木真菜(21)=福島市=は、夢の舞台を目指し鍛錬の日々を過ごす。

 視覚障害がある佐々木は県立盲学校高等部(現視覚支援学校)を卒業し、2016(平成28)年4月に東邦銀行に入行した。当時の400メートルの自己ベストは1分2秒台。本格的に競技を始めたばかりで、16年のリオデジャネイロ・パラリンピックはまだまだ遠い目標だった。

 それでも東邦銀行のトップランナーや大学生選手に交じって地道に練習を重ね、力をつけてきた。「練習を積んできた分、記録は絶対出ると信じている。それが結果にも出ている」

 佐々木は、7月のジャパンパラ大会400メートル(視覚障害T13)で、自身の持つアジア記録と日本記録を更新する58秒08で優勝。11月にドバイで開かれる世界パラ選手権の出場権を獲得した。世界パラ選手権で4位以内に入れば東京パラ日本代表の内定が得られる。「(東京パラに)絶対に出たい」と力強く言葉にする佐々木。「まずは57秒台」を目標に、進化を続ける。

 ◆柔道女子やボッチャ県勢選手ら出場を狙う

 佐々木のほか、県勢で東京パラリンピック出場が期待されるのは、リオデジャネイロ・パラリンピックに出場した柔道女子の半谷静香(いわき市出身)と車いすバスケットボール男子の豊島英(あきら)(同)、車いす卓球男子の吉田信一(須賀川市出身)。ブラインドサッカーの加藤健人(福島市出身)、ボッチャの遠藤裕美(福島市)らも出場の可能性がある。

 高校生ながら車いすラグビー日本代表に選ばれている橋本勝也(田村高2年)も出場を目指している。