東邦銀行29歳行員が顧客の2640万円「着服」 競馬などに使う

 

 東邦銀行は26日、宇都宮支店(宇都宮市)に勤務していた渉外係の男性行員(29)が顧客の預金から現金計約2640万円を着服していたと発表した。同行は男性を23日付で懲戒解雇処分とした。今後、業務上横領容疑を視野に所轄の宇都宮中央署に刑事告訴する方針。

 同行によると、男性は今年2~8月、担当していた法人3社と5個人から預かった現金や、払い戻し請求書を不正に使って出金した現金を30回にわたり着服。主に競馬に使っていたという。着服と穴埋めを繰り返しており、着服したうちの実質損害額は約1090万円だった。男性は行内調査に対し着服を認め、全額弁済した。顧客への弁済も済んでいるといい、同行がそれぞれに事実関係を伝え、謝罪した。

 今月初めに顧客から「頼んだ払戻金を受け取っていない」と問い合わせがあったことから調査を始め、8日に着服が発覚した。それまで着服に気付かなかったことについて同行は「手口の詳細は言えないが、われわれが思い付かないような手口で、チェック体制が働いていなかった」とした。